また、マンションを買う、家を買うというのは女性だけでなく、男性にとっても人生の一大イベント。自分のライフスタイルを見直し、今後の人生について考え、自分に必要な環境や住居の条件を決定し、実際にモデルルームや中古物件を見学したりして、限られた予算のなかからベストなものを選び出す……「住まいを買う」ということはもう立派なひとつのプロジェクトです。職場でもみんなに若手だと思われていたスタッフが大きなプロジェクトを任され、それをうまく乗り越えた後はひとまわり大きく見えた、なんて経験はないでしょうか? それと同じで、シングル女性がマンションを買ったということは、自身では気づいていないかもしれないけれど、巨大プロジェクトを乗り越え、人間的にひとまわりもふたまわりも成長しているもの。それも夫婦ならふたりで相談しながらやるものを、仕事ならば仲間と一緒にやるものを、予算管理からスケジュール管理まで「ひとり」で行なったのです。成長してなきゃおかしい! こうしたドーンと構えて結婚に対してガツガツしない印象が恋愛にもいい方向に作用し、結婚に結びついているのではないかと思います。
実は、シングル女子が購入するマンションの立地にはある傾向があり、それも出会い運を上げている理由のひとつ。通常、子どもがいる夫婦、あるいはこれから子どもをもとうとする夫婦が住まいを買うとなると、広さは最低でも75平米くらいはあって、間取りは最低3LDK、周囲には緑があって子育てしやすい環境……などと考えます。それを予算とすり合わせて考えると、都心からちょっとはずれたところに居を構えることになります。しかし、シングル女子の住まいに関する考え方はそれとはちょっと違います。まず、お友だちと夜ごはんを一緒に食べたり、遊びに行ったりと楽しいシングルライフを認歌したいから、終電を気にしながら遊ばねばならない郊外はイヤ。毎日の通勤でラッシュ地獄を経験するのもイヤ。もちろん、部屋は広いに越したことはないけれど、将来もしかしたらできるかもしれないダンナや子どものために3LDKのマンションを買い、使わない部屋のぶんまでお金を払うのは馬鹿らしい。